ジェニー Dracula は未発表曲ではなく公式リミックス。原曲との違いと聴き方

ジェニー Dracula は未発表曲ではなく公式リミックス。原曲との違いと聴き方

ジェニー(JENNIE)のDraculaは、未発表曲でもデモ音源でもありません。オーストラリアのTame Impalaが2025年9月に発表した「Dracula」に、ジェニーがボーカルとラップを加えた公式リミックスで、2026年2月6日に配信されています。Spotifyなどでは「Dracula (with JENNIE)」という表記で見つかります。

Tame ImpalaのDracula原曲とJENNIE参加リミックスのジャケット比較

原曲とリミックスの違い

原曲は、Tame ImpalaのKevin Parkerが制作したアルバム『Deadbeat』(2025年10月17日発売)からの3枚目のシングルです。2025年9月26日にColumbiaから配信され、作曲はParkerとSarah Aarons、プロデュースはParker本人です。ディスコやエレクトロポップを取り入れた、夜のクラブを思わせるサウンドが特徴です。

ジェニー版は、この原曲に彼女のパートを重ねた別バージョンとして出ています。主なバージョンは次のとおりです。

バージョン配信日長さ
Dracula(原曲)2025年9月26日3:25
Dracula (with JENNIE)2026年2月6日3:29
Dracula (with JENNIE; instrumental)2026年5月1日3:29
Dracula (with JENNIE; Boys Noize Disko version)2026年5月12日4:01

リミックスの公開は、Parkerが2月3日に告知した3日後でした。公開前には、YouTubeの原曲MV概要欄の名前を書き換えるなど、小さなヒントが出されていました。

マイクを使ったボーカルレコーディングのイメージ

ジェニーが加えたもの

インストゥルメンタルの構成は原曲に近く、ジェニーの声が曲の途中から入ってきます。複数のバースやコーラスにジェニーのボーカルが加わり、新たなラップパートも収録されています。ラップの冒頭では、ジェニーがKevinに呼びかける形になっています。原曲で友人がKevinに向けて言う台詞が、リミックスではジェニーの名前に置き換えられている点も違いです。クレジットにはジェニーとCarly Gibertが作詞者として加わりました。

評価の面では、原曲の歌詞への評価が割れていたのに対し、Billboardの記者はリミックスについて、ジェニーが客演にとどまらず曲全体に存在し続けることで、より親密で会話的な雰囲気が生まれたと評価しています。同誌の2026年上半期ベストソングでは15位に入りました。


他のコンテンツが気になる方はこちらもチェック:


ジェニー Draculaの声はどこから入るか

曲の中盤を意識すると違いがわかりやすくなります。原曲のインストゥルメンタルはほぼそのままで、ジェニーの柔らかく落ち着いた声が中盤から入ってきます。Rolling Stone Indiaは、彼女の低めの声域がこのミックスに独特の切れ味を足していると評価しました。

ラップのバースは、原曲にはなかった部分です。Kevinに呼びかける形で始まり、曲全体が「ジェニーが夜の集まりに加わる」という筋書きに変わります。原曲の「友人にせかされる」台詞がジェニーの名前に置き換わっている点も、聴き比べて確かめられます。

Billboardは、ジェニーを短いゲストではなく曲の最初から最後まで気配を残す存在だと表現していました。ラップだけを目当てにすると、重ねられたコーラスの厚みを聞き逃すかもしれません。

チャートとライブでの広がり

リミックス配信後、TikTokでダンストレンドが広がり、曲の人気が一気に伸びました。Billboard Global 200では最高2位、Billboard Hot 100では2026年7月18日付で最高5位を記録しています。Hot 100のトップ10入りは、Tame Impalaとジェニーのどちらにとっても初めてでした。米国ではRIAAのプラチナ認定も受けています。

ライブでは、ジェニーが2026年3月22日のComplexCon Hong Kongで初披露しました。その後もフェスのステージで歌い、7月29日にはボストンのTD GardenでTame Impalaのステージにゲスト出演して、2組が一緒に披露するのはこれが初めてでした。

Spotifyで表示されるDracula原曲とJENNIE参加バージョン

どこで聴ける? どれを選ぶ?

Spotifyでは、原曲とリミックスが別のシングルとして並びます。リミックスは「Dracula (with JENNIE)」の名前で、アーティスト欄にTame ImpalaとJENNIEの両方が表示されます。歌詞サイトなどではジェニー名義の曲として載っていることもあり、表記は配信先によって揺れます。

聴き比べるなら、先に原曲、次にwith JENNIE版の順がわかりやすいと思います。ジェニーのパートがどのタイミングで加わるのか、聴き比べるとわかりやすくなります。さらにBoys Noize Disko versionはダンスフロア向けの長尺版で、同じ曲でも印象がかなり変わります。

YouTubeでTame ImpalaのDracula公式リリックビデオを表示した画面

検索で混同しやすいところ

「Dracula」は同名の曲や映画が多く、検索結果にはまったく別の作品が混ざります。ジェニーが参加したバージョンを探すなら、『JENNIE Dracula Tame Impala』のようにTame Impalaの名前も加えて検索すると、目的の音源を見つけやすくなります。YouTubeでは、Tame Impalaの公式チャンネルにリミックスのリリックビデオがあります。

出典:

類似投稿

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です